看護師による医療的ケアの実施に加え、保育士、介護福祉士等他職種も医療的ケアの研修を受講し、チームでより安全性を高める取り組みを実施しています。
また、ご利用者様の日々の生活の様々な場面にお応えできるよう、在宅と通所の2つのサービスを提供しています。
ご利用者様も職員もみんなが楽しめる療育プログラムを、保育士を中心に全職員がアイデアを出し合ってかたちにしています。
また、キッズステーション ユニコではご家族がスマートフォンで日々の療育の様子をご覧頂けるシステムを導入し、ご家庭でも楽しんで頂ける取り組みをしています。
相模原市内でも有数の桜並木の中にユニコはあります。桜が満開の季節には、利用者様のご家族も毎年写真を撮りにユニコを訪ねてくれます。開かれた街の中で、共生社会への可能性が日々感じられます。JR相模原駅からも徒歩10分。医療機関や市役所、警察署も近く安心の環境が整っています。
「プレイエル」という社名は、アルファベットで「PRAYELL」となり、英単語の「PRAY(祈り)」と「YELL(応援)」を組み合わせた造語になります。人が何かを本当に望むときには、素直な気持ちで祈ったり、他者を応援することがあります。そういったまっさらな気持ちを大切にしながら、福祉サービスの在り方がより良いものになることを願って社名としました。
福祉サービスの事業を始めたきっかけは、2007年に実父が指定難病の筋萎縮性側索硬化症(ALS)に罹患したことです。進行していく症状の中、自身で呼吸が出来なくなり緊急搬送された父本人と家族は、人工呼吸器をつけて家に戻り在宅療養することを選択しました。本人の意思、家族の判断や状況など様々な要因により最終的に気管切開し、人工呼吸器をつける決断をすることはとても困難なものでした。在宅療養が始まった当初は会社員をしており、会社の仕事と父の介護の両立に悩む日々が続きましたが、訪問看護やホームヘルパー等様々な福祉サービスの支援を頂きとても助けられました。
ただ当時は、制度として喀痰吸引等研修が整備されはしましたが、実際に吸引や経管栄養に対応できる事業所やヘルパーが地域にほぼありませんでした。父以外にも、地域で医療的ケアが必須な方々の声を聞いていましたので、医療的ケアが実施できるホームヘルパーを育成し、在宅での医療的ケアのニーズに応えるために2012年に株式会社プレイエルを設立し、同年6月にヘルパーステーション ユニコを立ち上げました。
「ユニコ」の由来は、幸せや可能性の象徴=ユニコーンにあやかってつけたものです。ご利用者様もご家族もサービスを提供する職員も、それぞれが幸せや可能性の象徴なんだ、ということを表しています。宗教的な意味合いはなく、素直にかわいいと思えるアイコンとしてロゴマークにしています。また、当時父が使っていた人工呼吸器になぜかユニコーンのマークが付いていて、父の療養生活を手助けしていたものに愛着を持っていたことも由来のひとつです。
その後、ヘルパーステーション ユニコのご利用者様、ご家族の方々から重心児の方が利用できる児童発達支援・放課後等デイサービスが地域に少ないというお話を聞き、様々なご縁が繋がり2020年4月にキッズステーション ユニコを開所しました。医師や看護師・保育士・機能訓練士と連携を図りながら、より良いケアが提供できるように日々バージョンアップを計っています。
ご利用者様へのサービス提供は職員ひとりひとりが日々一生懸命に取り組んでくれていますが、組織としての株式会社プレイエルでは、いま、3つの目標を掲げて取り組みを行っています。
ひとつは、ユニコのサービスがより良いものになるよう、現状にとどまらず、職員が常に探求心や好奇心を持ってアイデアを出し合える環境を整えること。
ひとつは、世の中が抱きがちな福祉の印象を一新させ、楽しいイメージに変えること。
ひとつは、ユニコの職員の働きやすさや待遇面をより向上し、より良いサービスが提供できる下地を守ること。
この3つを実現し、継続し、ご利用者様やそのご家族、職員が今まで以上に楽しく、嬉しい日々を送れるよう今後もチャレンジを続けていきます。どうぞ宜しくお願いいたします。